ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるベストなタイミングは?日割りと締め日の仕組みも

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ワイモバイルへ乗り換えるベストなタイミング
結論
  • ワイモバイルへ乗り換えるならソフトバンクの締め日当日がベストタイミング

「ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えようと思うけど、どのタイミングで手続きするのがベストなんだろう?」と悩んでいませんか?

この記事ではソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える、ベストなタイミングを紹介しています。ソフトバンクのやっかいな締め日問題も取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

ワイモバイルへ乗り換えるベストタイミングはソフトバンクの締め日当日

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際に、気をつけるべきは「料金のダブり」です。このダブり期間を限りなく少なくできるタイミングが、ソフトバンクの締め日なのです。

この章ではなぜソフトバンクの締め日がベストなタイミングなのか、順を追って解説しています。最後までチェックしてみてくださいね。

乗り換えの仕組み|乗り換えとは解約・新規契約を同時にすること

「乗り換え」という手続きは、今まで契約していたキャリア(ソフトバンク)を解約すると同時に、新しいキャリア(ワイモバイル)を今までの電話番号を引き継いで新規契約することを指します。

どちらもソフトバンク株式会社が運営する通信サービスですが、別ブランドのため他社への乗り換えと同様の手続きを踏まなければいけません。

そして解約するキャリアの最終月の料金と、新規契約するキャリアの初月の料金の計算方法の違いによって「料金のダブり期間」が発生してしまいます。まったくダブらせないことはできないのですが、契約日に注意することでこの期間をできるだけ短くできますよ。

この料金計算の仕組みについては、次の章で解説します。

料金の仕組み|解約するソフトバンクは日割りなし・新規契約のワイモバイルは日割りあり

ソフトバンクの解約月の料金は、日割りがありません。締め日翌日=当月はほとんど利用していない状態でも1ヶ月分の料金が請求されます。

そしてワイモバイルの契約月の料金は、日割りがあります。

つまりソフトバンクの締め日当日に乗り換えれば、ソフトバンクから請求される1ヶ月分の利用料金分は使い倒した状態で、ワイモバイルに変更できるということになりますね。

反対に締め日以外の乗り換えの場合、乗り換え日から締め日までの日数分は使えていない(すでにワイモバイルへ回線の切り替えが完了しているため)にもかかわらず、ソフトバンクへその日数分も含めて料金を支払わなければいけません。

どちらのパターンにおいても、ワイモバイルの料金は使った日数分だけ日割りで請求されるため、無駄はありません。注意すべきはソフトバンクの締め日だけです。

この「解約時は日割りなし、新規契約時は日割りあり」は通信サービスにおける王道パターン。ソフトバンク・ワイモバイルに限らず、このパターンで提供されている通信サービスは非常に多いので、覚えておくと便利ですよ。

仮にワイモバイルからソフトバンクへ乗り換える場合は、上記の逆でワイモバイルの締め日当日に乗り換えるのがベストタイミングとなります。

ところでソフトバンクには、複数の締め日があることは知っていましたか?次の章では締め日について解説していきます。

締め日の仕組み|ソフトバンクには10日・20日・末日締めの3種類ある

通信サービスの中でも異例なことに、ソフトバンクには以下3種類の締め日が存在します。

ソフトバンクの締め日
  • 10日
  • 20日
  • 末日

この締め日はユーザーが選ぶことはできず、ソフトバンクから指定を受けるものです。ソフトバンクを契約している間は、意識する必要はあまりないため把握していない方も多いでしょう。

冒頭で「乗り換えのベストタイミングはソフトバンクの締め日」と、具体的に◯日と記載できず曖昧な表記になったのは、この締め日が人によって異なるためです。

10日締めの方は10日、20日締めなら20日、末日締めならその月の最終日が乗り換えのベストタイミングということになります。どの締め日に当てはまるかは、My SoftBankからチェック可能です。請求明細でチェックするとわかりやすいでしょう。

なおワイモバイルの締め日は一律で末日です。

「理屈はわかったけど、なんだか難しい……」と感じた方のために、次の章で具体的に計算例を用意しました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えタイミング別の料金計算実例

この章ではソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際の、料金計算の考え方を実例を挙げて具体的に解説しています。

乗り換えタイミングによって、料金にどれほど違いが生まれるのかぜひチェックしてみてくださいね。

なおユニバーサルサービス料など、料金プラン以外の金額は考慮していません。まったく同じパターンに当てはまる方であっても、実際の請求額とはやや金額が異なる点をご了承ください。

ソフトバンクからワイモバイルへ月初のタイミングで乗り換えた場合

最初に一番損をしてしまうケースを紹介します。料金計算の条件は以下の通りです。

ソフトバンクの締め日翌日=月初に乗り換え

乗り換え日9/21
ソフトバンクの締め日20日
(10月請求期間:9/21~10/20)
ソフトバンクのプランメリハリ無制限 7,238円
ワイモバイルのプランシンプルM 3,278円

末日締め以外の場合はイメージしづらいのですが、ソフトバンクの締め日翌日=月初です。つまりまるまる1ヶ月利用期間を残して、乗り換えることになりますね。

まずソフトバンクの最終月の利用料金については日割りされないため、7,238円となります。これは9/21~10/20の利用期間に対する請求で、請求書上は「10月請求分」として記載されます

ワイモバイルは9/21~9/30の10日間分の日割り請求です。つまり以下の請求額となります。

3,278円(シンプルMの月額)÷30日×10日=1,092.666……円≒1,093円

小数点以下の金額について、切り上げ・切り捨てどちらで処理をしているかの情報がなかったため、本記事では仮に一律切り上げで計算しています。

ソフトバンク最終利用月の料金10月請求分7,238円
ワイモバイルの初月料金9月請求分1,093円

ソフトバンクの締め日翌日=月初のタイミングでワイモバイルに乗り換えた場合の請求は合計8,331円となります。

ソフトバンクの締め日当日のタイミングにワイモバイルに乗り換えた場合

次に一番お得な乗り換えタイミングである、締め日当日の場合の料金を紹介します。乗り換え日以外は、前のパターンと同一です。

請求締め日当日のタイミングで乗り換え

乗り換え日9/20
ソフトバンクの締め日20日
(9月請求期間:8/21~9/20)
ソフトバンクのプランメリハリ無制限 7,238円
ワイモバイルのプランシンプルM 3,278円

まずソフトバンクの料金ですが、前のパターンと同様に日割りが効きませんので7,238円となります。前のパターンと異なるのは、請求対象月が9月分(8/21~9/20)となる点ですね

ワイモバイル契約時には日割り計算での請求のため、以下の金額となります。

3,278円(シンプルMの月額)÷30日×11日=1,201.933……円≒1,202円

つまり、解約するソフトバンクの請求額と契約するワイモバイルの請求額は、以下のとおりです。

ソフトバンク最終利用月の料金9月請求分7,238円(10月請求なし)
ワイモバイルの初月料金9月請求分1,202円

ソフトバンクの締め日当日のタイミングにワイモバイルに乗り換えた場合の合計請求額は、8,440円となります。

【補足】ソフトバンクの請求が1ヶ月ずれるだけで大きな金額差

ここで「締め日のほうがお得だと言っていたけれど、合計額は締め日当日の乗り換えのほうがやや多いのはなぜ?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そんな方に着目してほしいのは、ソフトバンクの請求月の違いです。前のパターンではソフトバンクの最終請求月が10月となっていることに対し、後のパターンでは9月ですよね

つまり前のパターンでは、ソフトバンクの利用料金7,238円を1ヶ月分多く支払ってしまっている、ということです。

ワイモバイルの料金が1日増えた分を計算しても、締め日当日に乗り換えたほうが7,129円安くなります

乗り換えのタイミングに融通を利かせられる状況であれば、ぜひ締め日当日に乗り換えましょう。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えについてよくある質問

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際に、よくある質問と回答をまとめました。「わからないことをわからないまま」にしないために、ぜひチェックしてみてくださいね。

スマホの機種代金が残っているけれど、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えられる?

ソフトバンクで購入したスマホの代金を支払っている途中でも、ワイモバイルへ乗り換え可能です。ワイモバイルへ乗り換えたあとは、ソフトバンクからスマホの代金、ワイモバイルから利用料金がそれぞれ請求されます

クレジットカードや口座振替の記載はどちらも「ソフトバンク」とされるケースが多いため、「2回も請求されている!」と驚いてしまう方がいるかもしれませんね。

ソフトバンクの分割支払いには金利や手数料がかからないため、そのまま残り回数分支払っていても損することはありませんが、すっきりさせたい場合はソフトバンクのコールセンターやチャットサポートへ連絡することで翌月支払いの際に一括清算もできますよ。

ソフトバンクで使っていたスマホは、ワイモバイルへ乗り換えるなら返すの?

ソフトバンクで使っていたスマホの所有権は、分割支払い中であってもユーザーにあるため、返却する必要はありません

ただしワイモバイルで下取りキャンペーンをしている場合は、ワイモバイルへ下取り=買取に出すこともできます。

その場合、ワイモバイル契約時に新たに端末を購入するか、Amazonや楽天などで中古の端末を購入してSIMのみ申し込むことも可能です。

ソフトバンクのメールアドレスは、ワイモバイルでは使えない?

ソフトバンクを解約すると、ソフトバンクから付与されているメールアドレスは基本的に消滅してしまいます

しかしソフトバンク解約後、31日以内に「メールアドレス持ち運び」サービスへ申し込むと、1メールアドレスにつき3,300円/年で利用し続けられますよ。

なおソフトバンクから付与されているメールアドレスは、以下のようなものがあります。

@i.softbank.jp
@softbank.ne.jp
@t.vodafone.ne.jp(@直後のアルファベットは複数パターンあり)

iPhoneユーザーは2つ付与されているため、どちらも継続を希望する場合6,600円/年かかります。

使い続けることを前提とする場合、かなり大きな費用負担になりますので、Gmailなどキャリアに関係なく使えるメールアドレスへ連絡先を移行するまでのつなぎとして利用することをおすすめします。

2022年夏ころに月額330円のサービス提供を予定していると告知されていますので、そちらの動きもチェックしておきたいですね。

まとめ

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えを検討している一番の理由は、「通信費をお得にしたいから」という方が多いのではないでしょうか。

この記事ではたった1日乗り換えが遅くなるだけで、1ヶ月分多く料金を支払わなければいけないケースがあることを紹介しました。

お得にするための乗り換えで損をしないために、ぜひこの記事を参考にして乗り換えの計画を練ってくださいね!

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