大手キャリアを使っている理由のひとつに、「キャリア決済が使えるから」と挙げる方も多いのではないでしょうか。
大手キャリアが提供する格安SIMであれば、キャリア決済が使えるケースがほとんどです。
この記事では、格安SIMでもキャリア決済が使えるサービスを5つ紹介しています。
サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
最低月額 | 3GBまで:1,078円 | 30GB:2,970円 | 3GB:990円 | 4GB:1,078円 | 〜1GB:990円 |
通信回線 | 楽天・au | ドコモ | ソフトバンク | ソフトバンク | au |
キャリア決済 | 楽天モバイル | ドコモ | ソフトバンク | ソフトバンク | au |
キャリア決済 利用限度額 | 200,000円 (Google Playストア限定) | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 | 50,000円 |
詳細を見る | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※2 mineoキャリア決済が利用できるのはドコモ回線のみ
なお、これまでキャリア決済を提供していたmineoは2024年3月にキャリア決済サービスを停止。
povoもauのキャリア決済が使えますが月最大2,000円という制限があるため、月額料金の支払いに使える程度となるため、本記事では紹介していません。
- 本記事記載の金額はすべて税込表記です
キャリア決済が使える格安SIM5選
本章では、キャリア決済を利用できる格安SIMを5つ紹介します。
キャリア決済は大手キャリアが提供しているサービスであるため、取り扱っているのは大手キャリアのオンライン受付限定プランや、サブブランドに集中しています。
楽天モバイル|楽天モバイルのキャリア決済が使える|利用限度額は最大200,000円

楽天モバイルでもキャリア決済を利用できます。楽天モバイルのプランはひとつのみで、使用したデータ量に応じて、料金が以下のように変動します。
ワンプランのみ | |
データ使用量 | 月額 |
〜3GBまで | 1,078円 |
〜20GBまで | 2,178円 |
無制限 ※1 | 3,278円 |
自社回線を保有する第4のキャリア、楽天モバイルもキャリア決済サービスを提供しています。利用できる場所はGoogle Playストアに限定されています。Androidスマホユーザーなら、便利に利用できそうですね。
楽天モバイルのキャリア決済利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
13歳以下 | 最大10,000円/月 |
14〜17歳 | 最大20,000円/月 |
18〜19歳 | 最大50,000円/月 |
20歳以上 | 最大200,000円/月 |
利用限度額が大きいため、仕事やゲームなどでアプリ経由の課金を多くする方にとっては便利なサービス。あまり使いたくない方や、未成年ユーザーには制限機能もあるため、使いすぎないよう調節も可能です。
シンプルなワンプランだから迷わない
ahamo|ドコモのキャリア決済が使える|利用限度額は最大100,000円

ahamoではドコモのキャリア決済を使えます。ahamoのプランは以下の通りです。
プラン | 月額 |
30GB | 2,970円 |
110GB | 4,950円 |
ahamoはドコモのオンライン受付限定プランです。ドコモショップなどの実店舗や、電話サポートをなくすことで、高品質なドコモ回線を安価な料金で使える点が魅力ですね。
なおドコモユーザーとahamoユーザーではやや使い勝手が異なり、spモード コンテンツ決済サービスは使えません。ただし、キャリア決済を利用する際に困ってしまうような大きな違いはありません。
利用できる決済サービス | ahamo | docomo |
d払い(街) | ◯ | ◯ |
d払い(ネット) | ◯ | ◯ |
コンテンツ決済サービス (Google Play、iTunes) | ◯ | × |
コンテンツ決済サービス (Google Play、iTunes) | spモード× | ◯ |
メロディコール 音源利用料 | × | ◯ |
上記の表からわかるように、ドコモの決済サービスは実店舗からネットまで幅広く利用できます。日々のこまごまとした支出をひとつにまとめたい方に、おすすめの決済サービスです。
なおahamoの電話料金合算払いからの支払い利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
20歳未満 | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 最大100,000円/月 |
ドコモと同等の通信品質
LINEMO|ソフトバンクのキャリア決済が使える|利用限度額は最大100,000円

LINEMOではソフトバンクのキャリア決済を使えます。LINEMOのプランは以下の通りです。
プラン | 月額 |
3GB | 990円 |
10GB | 2,090円 |
30GB | 2,970円 |
LINEMOはソフトバンクのオンライン受付限定プランです。ソフトバンクショップや電話窓口のサポートはありませんが、安定したソフトバンク回線を安価に利用できる点がうれしいポイント。前述したahamoのソフトバンク版だと考えると良いでしょう。
LINEMOユーザーは、ソフトバンクまとめて支払いを利用できます。ソフトバンクやワイモバイルで毎月継続して支払っていた課金設定や、使いすぎ防止機能の設定があれば、そのまま引き継がれます。あらためて同じ設定をしなくて良いのは、便利ですよね。
LINEMOのキャリア決済利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
12歳未満 | 最大2,000円/月 |
20歳未満 | 最大20,000円/月 |
20歳以上 | 最大100,000円/月 |
ソフトバンクの決済サービスもドコモと同様に、実店舗からネットまで幅広く対応しています。バーコード決済サービス「PayPay」へのチャージにも対応していますよ。
ソフトバンクと同等の通信品質
ワイモバイル|ソフトバンクのキャリア決済が使える|利用限度額は最大100,000円

ワイモバイルではソフトバンクのキャリア決済を使えます。ワイモバイルのプランは以下の通りです。
プラン | 月額 |
4GB | 1,078円 |
20GB | 2,178円 |
30GB | 3,278円 |
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドです。前述のUQモバイルのソフトバンク版、という解釈をするとわかりやすいでしょう。
UQモバイルと同様に、ワイモバイルにもワイモバイルショップなどの実店舗があるため、はじめて格安SIMを使う方にもおすすめのキャリアです。
LINEMOと同様に、ソフトバンクのキャリア決済を使えます。もちろんPayPayへのチャージもできますよ。
ワイモバイルのキャリア決済利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
12歳未満 | 最大2,000円/月 |
20歳未満 | 最大20,000円/月 |
20歳以上 | 最大100,000円/月 |
ソフトバンクの回線を利用
UQモバイル|auのキャリア決済が使える|利用限度額は最大50,000円

UQモバイルではauのキャリア決済を使えます。
UQモバイルの料金プランは以下の通りです。
プラン | 月額 | 内容 |
トクトクプラン | 990円〜 | 自宅セット割または家族セット割でお得(〜1GBから) |
コミコミプラン+ | 3,278円 | データ33GB+通話料金込みのプラン |
ミニミニプラン | 1,078円〜 | ネットまたはでんきとセットでお得(4GB) |
UQモバイルは、KDDIグループの格安SIMです。UQスポットや家電量販店など、実店舗の取り扱いもあるため、「すべての手続きがオンラインになるのは不安」という方におすすめのキャリアです。
UQモバイルではauかんたん決済を利用可能。こちらもahamoやLINEMOと同様に、実店舗からネットまで幅広く対応している点が魅力です。
au Payのチャージにも対応しています。
UQモバイルのキャリア決済利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 契約期間 | 利用限度額 |
13歳未満 | − | 最大1,500円/月 |
13歳以上〜20歳未満 | − | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 4ヶ月未満 | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 4ヶ月以上25ヶ月未満 | 最大30,000円/月 |
20歳以上 | 25ヶ月以上 | 最大50,000円/月 |
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キャリア決済の概要
キャリア決済とは「ケータイ代金とまとめてほかのサービス代金を支払える」決済サービスを指します。有料サイトの会費の支払いをイメージされる方が多いかもしれませんが、アプリの決済やネットショッピングでも使える場合があります。
格安SIMでは、キャリア決済サービスを取り扱っていないキャリアが大多数ですが、もちろんキャリア決済が使える格安SIMもありますよ。
キャリア決済のメリット
キャリア決済のメリットは以下の通りです。
- クレジットカードなしで後払いできる
- 月に数百円など、少額の継続決済(ファンクラブ会員費など)に便利
有料サイトのたった数百円の決済のために、クレジットカードの番号を入力することに抵抗がある方は多いのではないでしょうか。
そのような場面で簡単な認証操作ですぐに使えるのが、キャリア決済の大きなメリットです。セキュリティと利便性の両方を兼ね備えたサービスといえるでしょう。
キャリア決済のデメリット
対して、キャリア決済のデメリットは以下の通りです。
- 利用限度額が少なく、原則としてユーザーは増枠の要望ができない
- ケータイ代金の支払いが遅れると、利用限度額が減ったり0になったりする
- 利用限度額が変動する個別の理由は、ユーザーに開示されない
- キャリア決済できるシーンは限られる
クレジットカード払いの代わりに、キャリア決済を利用できるシーンは多いですが、キャリア決済で利用できる金額はあまり多くありません。
参考までに、以下にドコモの利用限度額を紹介します。
年齢 | 契約期間 | 利用限度額 |
19歳まで | − | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 1〜3ヵ月目 | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 4〜12ヵ月目 | 最大30,000円/月 |
20歳以上 | 13ヵ月目以降 | 最大100,000円/月 | 最大30,000円/月、最大50,000円/月、最大80,000円/月、
上記の表では、20歳以上かつ契約期間が13ヵ月以上の場合、30,000〜100,000円の間で4段階の限度額の設定がありますね。このどれに当てはまるかはドコモが判断します。
用途にもよりますが、クレジットカードに比べると利用限度額が少ないため、完全にクレジットカードの代わりに使うことは難しいでしょう。キャリア決済は主に、少額利用に適したサービスです。
使いたいキャリア決済に合わせて最適な格安SIMを選ぼう!
この記事では、キャリア決済を提供している5サービスを紹介しました。
総務省から「格安SIMへ乗り換えるとキャリア決済ができない場合があり、未払いによってファンクラブなどの会員資格を喪失する恐れがある」と注意喚起が出されたこともあり、格安SIMへの乗り換えを躊躇していた方もいるのではないでしょうか。
しかしこの記事で取り上げたサービスであれば、キャリア決済も利用可能です。
キャリア決済を幅広い用途に活用したい方は、以下のキャリアがおすすめです。
またアプリ決済に特化して利用する方は、楽天モバイルも便利です。
ぜひ利用用途にあわせて検討してみてくださいね。