- eSIMとはデータ化されたSIMカードのこと!
- 使用環境に適したSIMを選ぼう!
ソフトバンクと同等の通信品質
SIMとは
SIMとは、通信に必要なチップまたはプロファイル(データ)のこと。契約情報が書き込まれており、スマホに挿入することで「090」などの電話機能や、「3G/4G/5G」などのモバイルデータ通信が利用できます。
現在、SIMカードには2種類のタイプがあります。
- SIMカード(物理SIM)
- eSIM
次の項目で、それぞれの特徴についてわかりやすく解説しています。さっそく見ていきましょう!
SIMカード(物理SIM)とは
SIMカードとは、爪の先ほどのサイズのチップのことです。

2021年頃に新技術「eSIM」が登場するまでは、SIMといえばこの形状でした。3サイズありますが、近年発売されたスマホはほぼnanoサイズです。
なおこの記事ではデジタルデータであるeSIMに対して、物質的に存在するSIMカードのことを「物理SIM」として紹介します。
eSIMとは
実際に手で触れられる物理SIMとは異なり、eSIMはデータのみの存在です。

eSIMは、スマホにあらかじめ組み込まれたSIMに、プロファイルをダウンロードして利用する仕組み。そのため「eSIM対応」と謳っているスマホでのみ、利用できる機能です。
eSIMのメリット
ここまではSIMカードのタイプ2種類と、その概要を簡単に紹介しました。本章ではeSIMのメリットを簡潔に解説します!
SIMカードの配送を待たずに利用できる
eSIMは契約後、プロファイルをインストールすれば、すぐに利用できます。
物理SIMを選んだ場合、契約してから物理SIMが配送されるまで、契約の切り替えや利用開始の手続きができません。
請求締め日などの都合で、少しでも早く利用したい方にとってうれしいメリットですね。
材質の劣化が起きない
eSIMはデータ上の存在であるため、SIMカード単体で材質の劣化が起きることはほぼありません。
しかし物理SIMの場合は、金属部分のサビや経年劣化によって、SIMカード単体で交換が必要になるケースがあります。
そして故障した物理SIMの交換完了まで、「090」などの電話機能や、「3G/4G/5G」などのモバイルデータ通信は利用できません。
LINEMOのように実店舗がなく、即日サポートを受けられないサービスを利用している方にとっては、避けたい事態ですよね。
eSIMを利用することで、これらのトラブルを避けられるのは、大きなメリットでしょう。
紛失のリスクがない
eSIMはプロファイルをインストールして利用するため、物理SIMのようにSIMカードそのものを紛失してしまう危険性はありません。
これまでに物理SIMを紛失した経験がある方にも、eSIMはおすすめです!
ソフトバンクと同等の通信品質
eSIMのデメリット
eSIMには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
本章ではeSIMのデメリットについて紹介していきます。
使い始めるまでの設定が面倒
eSIMで通信サービスを利用するためには、プロファイルのインストールが必要です。
LINEMOでは設定ガイドのアプリを提供しているため、難しい作業ではありません。しかし挿入すれば使える物理SIM※に比べると、面倒に感じる方もいるでしょう。
「やってみると意外に簡単だった」という声もあるため、心配に思う方は一度LINEMOの初期設定ページを覗いて、作業内容をチェックしてみることをおすすめします。
※利用するキャリアやスマホの組み合わせによっては、物理SIMの挿入とあわせて通信設定が必要なケースもあります。
対応スマホがまだ少ない
eSIMのデメリットのひとつに、対応しているスマホがまだ少ないことが挙げられます。
eSIMの申し込み前に、必ず利用予定のスマホがeSIM対応であるかを動作確認ページからチェックしましょう。
なおLINEMOでiPhoneを利用する場合、2018年発売のiPhone XR以降のモデルがeSIMに対応しています。
eSIMと物理SIM、どっちがおすすめ?
eSIMと物理SIMは使い勝手が異なるため、おすすめできる利用者やシチュエーションが異なります。本章ではそれぞれのタイプごとに、おすすめできる方の特徴を紹介しています。
なおeSIMと物理SIMで通信性能上の差異はありませんので、自分にとっての使いやすさや好みで選んで大丈夫ですよ。
当てはまる項目があるか、チェックしながら見てみてくださいね!
eSIMがおすすめな人の特徴3選
以下の3点いずれかに当てはまる方は、eSIMがおすすめです。
- すぐにサービスを利用したい人
- 通信設定が苦ではない人
- 海外へよく行く人
eSIMはプロファイルをインストールするだけで通信できるようになるため、すぐに使い始めたい方にぴったりです。
また使い始めるために通信設定が必要なため、その作業を苦に感じない方は問題なく利用できるでしょう。
さらにほとんどのスマホにおいてeSIMは、複数の通信用プロファイルを保存しておける特徴があります。
日本と海外を頻繁に行き来する方は、それぞれの国の通信用プロファイルをあらかじめ設定しておけば、いつでも簡単に切り替えられるので便利ですよ!
物理SIMがおすすめな人の特徴3選
続いて、以下の3点いずれかに当てはまる方は、物理SIMがおすすめです。
- eSIM非対応のスマホを使っている人
- 気軽にSIMを入れ替えて使いたい人
- 手に取れる実体があると安心できる人
eSIMは対応しているスマホでしか使えないため、非対応のスマホを使っている方は物理SIM一択となります。
また1台のスマホを
「仕事中は業務用のSIMを入れ、退勤後や休日はプライベート用のSIMに入れ替えて使う」
など、気軽にSIMを入れ替えて使っている方は、eSIMだと設定の手間が増えてしまうため、物理SIMのほうがおすすめです。
加えて、物理SIMはそのパーツを取り外して、劣化具合をチェック可能であることもメリット。
eSIMはスマホの内部パーツであるため、万が一故障してしまった場合は、物理SIMのように気軽に取り外せないため、スマホを修理に出さなければいけません。
まだeSIMが比較的新しい技術・サービスであり、利用例が多いとはいえないため「もう少し利用者が増えてから検討したい」という方も物理SIMを選んでおくと安心ですね。
豆知識:eSIM・物理SIMのあわせ技
今までスマホやケータイを2台持ちしていた方は、eSIMと物理SIMを組み合わせて利用することで、1台のスマホにまとめられますよ。
1台のスマホで2つのSIMを切り替えて使えることを、「デュアルSIM対応」と表現します。しかし物理SIMを2つ同時に挿入できるモデルは多くありません。
そこでひとつを物理SIM・ひとつをeSIMにと分けることで、iPhoneXR~12シリーズで2つのSIMを同時に利用できるようになります。なおiPhone13シリーズでは、eSIM2つの利用に対応しています。
iPhone以外にPixelシリーズなどでも、eSIM・物理SIMのあわせ技が利用できますよ。
LINEMOでeSIMを選ぶメリット
冒頭で紹介した通り、LINEMOではSIMをeSIMと物理SIMから選んで契約できます。
LINEMOでeSIMを選ぶメリットは、「キャンペーンの取りこぼしがなくなる」ことです。キャンペーン適用には必ず「開通すること」という条件があります。
物理SIMの場合、万が一配送事故などがあれば手元にSIMが届かず、手続きが完了できない=開通できないというリスクがあります。
可能性が高いことではありませんが、もし心配に思うのであればeSIMを選択して、即時開通させると安心ですね。
使用環境に合わせて、最適なSIMを選ぼう!
eSIMという名前は聞いたことがあるけれど、実際にどのようなものかはわからないという方は多いでしょう。
物理SIMのデメリットを多くカバーできるeSIMは、とても便利な技術です。この記事を参考にeSIMと物理SIMのどちらが使い勝手に合っているか、ぜひ検討してみてくださいね!
ソフトバンクと同等の通信品質